目的
本記事では、pawooのnodeinfoで公開されている情報を日ごとに取得し、ユーザーの動向を考察する。
比較対象として、Fedibird、mstdn.jpの総アカウント数および月間アクティブユーザー(MAU)も取得した。
misskey.ioはMAUを公開していないので、総アカウント数のみ取得した。
Pawooの統計(11/22~12/22)
総アカウント数およびMAU
統計の結果から、11/22を基準値とした各データの増減を図1、図2に示す。
図1および図2から、Pawooは統計取得期間においてアカウント増加率は微増、MAUは減少傾向にある。
9-10月の総アカウント増加数は5734であったのに対し*1、11/22-12/22では1222であった。これは11月中にアカウント作成の承認制限*2やアカウントの削除が行われたためである。
pawoo.netのレイテンシ測定
基本的に、webサーバーが不安であると遅延の増加が発生する。
今回はpawoo.netのサーバー安定性チェックの為に、GAS(Google App Script)を用いて24時間ごとにpawoo.netに1回のリクエストを送り、それに対するレスポンスの遅延時間を測定した。
遅延時間は500~2000[ms]間を推移し、測定期間においてサーバーが安定していたという結果が得られた。
考察
図1、図2内の若干の跳ね上げは12/18以降に生じていることから、Twitterでの外部サイトへ誘導を遮断*3と大規模な障害が原因*4であることが考えられる。
図3内の後半の跳ね上げは上記と同様にTwitterでの話題が原因だが、そのようなユーザーの移動が発生してもサーバーが安定的に稼働していたことがわかった。
図2でのpawoo.netとmstdn.jpでの長期間におけるMAU減少傾向は、ユーザーがTwitterもしくはmisskey等に流れていることが考えられるが、明確な原因は依然として不明である。
感想
なんか統計取ってたらいろんなことが起きたので面白かった。
時限削除機能が帰ってきても*5、その後のユーザー数に影響を与えなかったのは興味深い点ですね。
SNSに人を集めるには技術ではなく広告も欠かせないと思いました。
おわりんりん。